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当院はNPO法人Fineの不妊治療啓発活動に賛同しています

公開:2021.02.15 最終更新:2021.08.21

お知らせ

こんにちは、桜十字ウィメンズクリニック渋谷事務長です。

いつもブログをお読みいただきましてありがとうございます。

NPO法人 Fineはご存じでしょうか。

当院は当団体の趣旨・理念に賛同し、活動に対して協賛しています。

Fineの使命

  1. 不妊治療患者の支援 情報提供 精神的サポート 仲間づくり
  2. 不妊(治療)の啓発活動
  3. 患者と医療機関や公的機関の橋渡し
  4. 患者の意識と知識向上
  5. 治療環境の向上

NPO法人 Fineの活動の歴史は長く、2004年に代表 松本亜樹子さんが設立されました。講演を伺ったことがありますがご自身も不妊で悩まれた経験から設立に至ったそうです。

当院にも働きながら治療をされている患者さまが多数いらっしゃいますが、働きながら治療を続けられず仕事を辞めることによる社会的な損失が昨今は課題となっています。

Fineの問題意識(NPO法人 Fineウェブサイト”Fineとは“より抜粋)

“不妊”は”少数の人”の、特殊な問題ではありません。 日本で不妊症に悩むカップルは5.5組に1組といわれ、何らかの不妊治療を受けている人は50万人近いと推測されています。不妊は女性だけの問題とみなされがちですが、乏精子症や無精子症などの男性不妊も決して少なくなく、不妊は男女を問わず深刻な問題となりつつあります。

現代では不妊治療を行なう施設の増加や自治体による相談窓口の設置など、受診や相談もしやすくなりました。体外受精や顕微授精などの生殖補助医療(ART)によって子どもを授かる人も増えています。日本で生殖補助医療により誕生した赤ちゃんは、2017年は年間56,617人を数え、その年の出生児の約16.7人に1人にまで達しているのです。

このような背景にもかかわらず、”結婚していながら子どもがいない”夫婦は、日本においてまだまだ周囲の理解を得られないものです。とりわけ子どもを望み、努力を重ねても授かることができない「不妊」は体験者にしかわからない苦しみ、つらさ、悲しみをともなうため、当事者の精神的負担ははかりしれないものがあります。

「不妊」は「不妊治療」とともに、その内容を正しく知られていないがゆえに特別視されることも多く、そのため当事者は、不妊であることをなかなか周囲に告白できないという現状もあります。それにより相談者をなくし、すべての問題を自分ひとりの心の中に抱え込まざるを得ないため、当事者はますます孤独に陥りがちです。」

 

当院はこれからも不妊検査と治療を通じて不妊に悩むご夫婦に寄り添い、不妊治療の啓発活動にも取り組んでまいります。