※当院は日本産科婦人科学会 PGT-A承認実施施設です。

着床前診断とは

着床前診断(以下PGT)とは、体外受精で得られた胚盤胞の細胞の一部を取り出し、その細胞を検査することにより、胚の正常を判定することを言います(図1)。

図1. 着床前診断のながれ。体外受精で得られた胚盤胞の細胞の一部を取り出して検査し、正常と判定された胚を子宮に移植する流れ。
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着床前診断(PGT)にはいくつかの種類がありますが、当院ではPGT-A(染色体異数性検査)を行っています。

PGT-Aご希望の場合、採卵から胚移植まですべての診療が自費となります(保険診療対象外)。

PGT-A(染色体異数性検査)について

対象者

以下のいずれかに該当する夫婦。(当院では先進医療対象外となります)

  • 1)反復する体外受精/顕微授精・胚移植の不成功の既往を有する不妊症の夫婦
  • 2)反復する流死産の既往を有する不育症の夫婦。ただし1)と2)について夫婦いずれかに染色体構造異常(均衡型染色体転座など)が確認されている場合を除く。
  • 3)女性が高年齢の不妊症の夫婦。2025年9月時点では、女性年齢は35歳以上を目安とする。

検査内容・意義

染色体の数の異常な胚は、着床できない、着床できたとしても流産、死産となります。
そこで染色体の数を調べることで妊娠率を上げ、流産を減らすことが期待されます。

PGT-Aのメリット

メリットとしては妊娠率を上げ、流産を減らすことが期待できる点です。
当院の成績ではPGT-A実施後、移植に至った症例の約7割が妊娠しています。(下表)

採卵の成績(2024〜2026年)

実施症例数 122症例
採卵数 1,021個
検査胚数 269個
移植可能胚率(移植可能胚数/検査した胚数) 27.5%

胚移植の成績(2024〜2026年)

胚移植件数 35件
妻平均年齢 39歳
妊娠率(心拍確認件数/移植件数) 68.6%

当院におけるPGT-Aの治療成績(2024〜2026年)

PGT-Aのデメリット

一方、PGT-Aにおけるデメリットや注意事項は以下のようにあげられます。

  • 検査できる胚盤胞が得られない場合は検査できないこと
  • 検査の結果、得られた胚がすべて移植に適さないと診断され、移植できないことがあること
  • さらにPGT-Aを行っても、染色体異常以外にも流産の原因はありますので、必ずしも流産を回避できるとは限らないこと
  • 保険診療下で採卵した胚にPGT-Aを行うことはできないこと

ご不明な点がございましたら、当院の臨床遺伝専門医までお問合せください。

遺伝カウンセリング外来

PGT-A検査ご希望の方は治療開始前までに遺伝カウンセリング外来の受診とご夫婦の染色体検査を行っていただく必要があります。
遺伝カウンセリング外来は、臨床遺伝専門医の黄医師が担当いたします。

費用
5,500円(自費診療)
実施日時
土曜日 15:00
予約締め切り日
希望日の8日前まで

遺伝カウンセリング外来はWebでの予約を承っておりませんので、お電話(03-5728-6626)でご予約ください。

不妊治療の費用については不妊治療の費用のページをご覧ください。

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