Staff Blog

当院の胚培養士について ~Embryologist(エンブリオロジスト)とは~

公開:2021.02.22 最終更新:2021.02.18

お知らせ

こんにちは、桜十字渋谷バースクリニック培養室長です。

今回は当院の培養部門についてお話ししたいと思います。

みなさんは胚培養士という職種をご存知でしょうか?

私たち胚培養士の業務は

  • 採取した卵胞液中から卵子の回収(検卵)
  • 精液中から不純物を取り除いて、良好な精子を回収(精製)
  • 卵子と精子を受精させる(媒精・顕微授精)
  • 受精卵の培養・観察
  • 成長した受精卵(胚)の凍結
  • 凍結した胚の融解
  • 受精卵(胚)を子宮に戻す胚移植     といったことが挙げられます。

これら胚培養士の業務はクリニック毎に設備、手順やノウハウが異なるため、培養部門の実力差が妊娠実績の差に直結すると言われています。患者様の治療に直接影響する仕事ですので、私たち胚培養士は日々技術を磨き、知識を身につけることが重要だと考えています。

胚培養士は国家資格ではありませんが、当院胚培養士は全員が日本卵子学会認定の生殖補助胚培養士資格を取得しており、メンバー全員の知識と技術レベルを一定に保つ担保のひとつとしています。

生殖補助医療胚培養士資格の認定には、登録施設での実務経験のほか、治療に必要な背景知識となる卵子/精子の形成や受精機構、培養液組成、倫理指針など、体外受精に関する知識を十分に学んでいる必要があります。また、定期的な更新のためには、常に最新の知識をアップデートする必要があります。

資格取得や更新はひとつの機会として捉え、当院ではメンバー全員で知識を共有し、それを臨床の場で発揮して患者さまの治療に還元することを何よりも大切にしています。

私たち胚培養士は主に培養室で仕事をしているため、普段は患者さまと直接お話する機会はあまりありません。しかし、どんな人間が大切な患者さまの卵子や精子、受精卵(胚)を取り扱っているか知っていただくことは治療の不安を減らすことにも繋がるのではないかと考えており、そのためにも採卵後の卵子や精子の状態説明は私たち胚培養士が責任をもってご説明するようにしています。

もしご不明な点があれば、遠慮なくご質問ください。

培養のプロとして丁寧に説明させていただきます。

当院では妊娠実績向上に繋がる最新の設備も備えています。次回はその中から当院の特徴としていくつかご紹介させていだきます。

患者さまに安心して治療に取り組んでいただきたい、できるだけ短い期間で妊娠して当院を卒業していただきたいという想いを念頭におき業務に取り組んでいます。

卵子や精子についてご相談を受け付けておりますので、ご希望の方はお近くのスタッフまで遠慮なくお声がけください。

専門書2

胚培養士