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妊娠実績、培養成績について

公開:2021.05.28 最終更新:2021.06.18

お知らせ

こんにちは、桜十字渋谷バースクリニックです。

当院は開院から3年目を迎えました。

不妊治療・体外受精に特化した施設として高い技術力と充実した設備を備えた結果、良好な妊娠実績を残してきておりますので、妊娠実績・培養成績を更新いたしました。

これも患者様に寄り添った治療を行うという目的のため、スタッフ一丸となり小さな努力を重ねた結果だと思います。

 

 

何回治療すれば妊娠できる?

体外受精の治療は何回行えばいいのかわからないという話をよく聞きます。
この場合、妊娠した患者様は何回の治療で妊娠できていたのかを見るのが参考になると思います。

上のグラフは当院で体外受精をして妊娠した患者様のうち、何回採卵が必要だったかを示したものです。
87%の方が一度の採卵で妊娠まで辿り着いています。採卵を2度した場合、累計97%の方が妊娠しています。
このように当院では採卵1, 2回で妊娠することが多いです。

当院では、なるべく1回の採卵で妊娠・出産まで経過してほしく、採卵卵を5から10個くらいを目指します。
そのくらい採卵できれば、胚盤胞が2から5個くらい凍結できることが多くなります。

若い方は胚移植あたりの妊娠率が高いため胚盤胞が少なくてもよいですが、年齢が上昇してくると胚盤胞の数が多く必要となります。
そのため、いくつか胚盤胞が凍結できれば、その中の最良好胚を移植することで妊娠率を上昇させています。
また、いくつか凍結できれば、次の凍結胚で妊娠が可能であります。
もちろんデメリットとしては、卵巣過剰刺激症候群などの副作用もありますが、副作用軽減のための薬剤を使用することもあります。
ただ、注射が苦手な方もおられますので、ひとりひとりに合わせて卵巣の刺激の方法を相談して決めています。

 

 

患者年齢別に見た時、妊娠した患者様のうち29歳以下で95.5%、30~34歳で90.4%、35~39歳で83.8%、40歳以上で85.7%の方が、当院で一度の採卵で妊娠しています。これらの結果から、効率的な治療が出来ていることがわかります。

 

採卵後、培養室内で卵子と精子を受精させ、受精卵を培養します。
当院では一度の移植あたりの妊娠率が高い胚盤胞移植をメインに行っており、胚盤胞まで育てるのが体外受精でのひとつの大きなステップになります。

培養技術のレベルを知るには、顕微授精での正常受精(2PN)率や、正常受精卵(2PN)の胚盤胞発生率(受精卵が胚盤胞まで育つ割合)を目安とするのがいいと思います。

当院では成熟卵の顕微授精での正常受精(2PN)率85.6%、正常受精卵(2PN)の胚盤胞発生率74.8%と、施設間の差が大きいと言われる培養成績の中でも良好な結果となっており、培養環境が整っていると言える結果となっています。

 

 

胚盤胞が凍結出来たら胚移植でお腹に受精卵を戻します。
当院での一度の移植あたりの患者年齢別妊娠率は、29歳以下で75.8%、30~34歳で52.6%、35~39歳で52.4%、40~43歳で32.3%と高い結果を得ています。