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子宮頸がん検診を受けましょう

公開:2024.02.20

基礎知識疾患

20歳を過ぎたら2年に一度は検診を受けましょう。
厚労省の子宮頸がん検診に関するリーフレットが、とても分かりやすいものであったので共有させていただきます。

出典: 厚生労働省「子宮頸がん 他人事と思わないで!検診を受けていれば安心です」

※リーフレットは下記よりダウンロード可能となっておりました。
国立研究開発法人国立がん研究センター
https://www.ncc.go.jp/jp/copyright.html

子宮頸がん、他人事と思わないで!

検診で死亡リスクが80%減少します。
子宮頸がんは、30代後半~40代で癌になる可能性がもっとも高く、50代以上の方も発症リスクがあります。
日本では年間約2900人、1日当たり約8人が、子宮頸がんで亡くなっています。

子宮頸がんはウイルス感染が原因です

子宮頸がんの原因は、主に性交渉によるHPV(ヒトパピローマウイルス)感染です。HPVはごくありふれたウイルスで、多くの女性が一生に一度は感染するといわれています。感染しても必ずしも癌になるわけではありません。

男性も感染しますが、がんを発症することはごく稀です。

予防のために私たちに出来ること

検診は、あなたがあなたの生命と子宮を守る確かな選択肢です。
子宮頸がんは、がんの一歩手前(前がん病変)で見つけられます。進行も緩やかです。定期的に検診を受けていれば、浸潤がんになる前の段階で発見できることが多く、経過観察や負担の少ない治療で済むことも多いのです。

高度異形成や、上皮内がんと呼ばれる初期がんの段階で発見されれば、子宮頸部の一部を切除するだけで子宮を残すことが可能で、妊娠・出産もできます。

あなたとあなたの大切な人のために定期的に検診を受けましょう。

まとめ

上記内容は厚生労働省「がん検診の評価とあり方に関する研究」班濱島小班と8人の一般市民が共同で作成したリーフレットより引用しており、厚生労働省研究班による「有効性評価に基づく子宮頸がん検診ガイドライン」に基づいております。子宮がんに関する各種情報もホームページでダウンロードできるようになっていましたので、ホームページではより詳しく知ることが可能です。

私も過去には子宮頸がん検診へずるずると行きそびれてしまうことも多かったので、現在は年に1度、誕生月に受けるようにしています。そうすると、誕生日が来るたびに必然的に思い出します。これも1つのプレコンセプションケアです。自分の身体にもっと関心を持って生きていきましょう。

また、検診を受けることで、病気になるリスク・治療費を軽減することが可能です。長く付き合っていけるような自分に合った婦人科を見つけるとよいですよ。