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早発卵巣不全(POI:Premature Ovarian Insufficiency)とは?

公開:2018.10.22 最終更新:2024.05.30

基礎知識疾患

桜十字ウィメンズクリニック渋谷検査部です。
今回は早発卵巣不全(POI)についてご説明します。

早発卵巣不全(POI)とは?

一般に40歳未満で月経不順となり、そのうちに月経が来なくなってしまう状態を指します。同様の状態を指す診断名としては早期卵巣不全、早発閉経、ゴナドトロピン抵抗性卵巣症候群などがあります。

症状としては月経が来ないことに加えて更年期障害のように身体の調子が悪い、節々が痛む、気分が落ち込む、顔がほてる…などが起こることがあります。

早発卵巣不全(POI)は不妊症患者の中でも比較的多く、20代女性であれば1,000人に1人、30代女性であれば100人に1人が発症すると言われており、無月経の原因の約10%が早発卵巣不全(POI)であると言われています。

また、経膣超音波で観察すると子宮は小さく、内膜は薄く、卵巣が抽出されることは稀です。卵巣内の卵胞が枯渇した状態と正常な卵胞が存在する状態に分けられます。

早発卵巣不全(POI)の原因

早発卵巣不全(POI)の原因を以下に示しますが、原因が明らかなものは全体の1~2割程度です。抗核抗体などの自己抗体を持っている場合が多いとの報告もありますが、そのほとんどが原因不明です。

POIの原因

早発卵巣不全(POI)と不妊治療

早発卵巣不全(POI)に対して有効な排卵誘発法は確立されていません。また、早発卵巣不全(POI)と診断された後の自然妊娠率は4.4%と報告されていますが、排卵は予測が不可能かつ散発的であります。そのため、早発卵巣不全(POI)の患者さまで妊娠希望の場合は早急に排卵誘発を始める必要があります。これは月経停止からの期間が長ければ長いほど、排卵誘発に対する反応が鈍くなっていくためです。

無月経の原因は様々です。もし、早発卵巣不全(POI)の場合には原因を探ることや早期の治療が大事になってきますので、3ヶ月以上月経が来ない場合には一度受診されることをおすすめいたします。