子宮内膜着床能ERA検査とは(動画あり)
公開:2019.01.16 最終更新:2019.02.14
検査・治療法
桜十字渋谷バースクリニック検査部です。
当院では子宮内膜着床能ERA(Endometrial Receptivity Analysis)検査を実施しています。
子宮の内膜と胚はお互いにシグナルを送りながら着床へと向かいます。子宮内膜には胚を受け入れやすい時期があり、この許容時期を「着床の窓」と呼んでいます。一般的には排卵から7日ころと言われていますが、厳密に云うと個人差があります。
ERA検査は、この時期を正確に知るための検査です。
この結果を踏まえて胚移植をすることで、約3割妊娠率が向上したという発表があります。
検査方法は排卵後、着床の窓が開いていると考えられる時期に、腟からピペールという専用器具をいれ、子宮内膜を採取します。
採取した子宮内膜にある238個の着床に関わる遺伝子について調べます。
着床に適した時期であれば「Receptive(受容期)」、着床の時期から外れていれば
「Non-Receptive(非受容期)」という結果がでます。また非受容期であった場合、
どれくらいずれていたかが表記されてきます。
その結果を見ながら、大切な胚を移植するのにベストな日を決定します。
検査をまとめたアニメーションがあるので是非御覧ください。とてもわかりやすいです(^^)